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大和心

第868回 本田霊学の継承 戦後編-82

著者:小山一夫 / 公開日:2025-05-21

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

戦後の本田霊学の継承に関する考察は、まず佐藤卿彦先生の紹介、そして佐藤先生の弟子達について、特に大久保藤男翁、横山信行氏、渡辺勝義氏を中心に、皇法の伝承、鎮魂法、帰神術をテーマに考察する。その後、佐藤先生と鈴木重道氏の著書等を参考として、佐藤先生による公式・正式幽斎の偉業を振り返りたい。

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『㋠ 審神者は、神主が神界に三揖して、心を統一をしている間に、自己の霊魂を神主の体に鎮め、霊魂の状態(美醜)、又は遠祖との関係或は健康状態等、仔細に調査する必要がある。之は常々鎮魂を行って、自己の霊魂を鎮魂石に鎮め、霊肉分離が出来得る力を備えねばならない。審神者の心得の第一に「過去・現在・未来を伺うべし」とある如く、以上の事も、その一つとして含まれているかと思う。

この点に就いて、あまり自信がないので、先生にお伺いの所、「大丈夫ですよ」との御返事で、少しは心が安まったが、以後も此れが困難で、何とか完備した実力を備えたいと努力中である。』(「佐藤卿彦先生遺稿遺影集」)

大久保翁も最初は「先生、霊肉分離していますでしょうか」とよく尋ねていた。その度に「できていますよ」と言われていたのを筆者は傍らで聞いていた。

あの翁にしても先生に確認したくなるほど、初期の霊肉分離の境地は自己判定が難しい。はっきりわかるようになられてからは、翁も先生に質問されなくなったが、その後しばらくして筆者も先生に同じ質問をしていた。残念ながら、再現性に安定感がないのが自覚できるだけに、あらためて翁の境地が凄かったことがよくわかる。