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大和心

第894回 神憑百首(長沢雄楯翁)-1

著者:小山一夫 / 公開日:2025-06-07

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

此神憑り百首は長澤翁が審神者、相州雨降山麓大山神社武栄太夫宮司が神主を務められ昭和元年より昭和四年迄の間に神憑りして得られた神歌であり、昭和九年春に武氏が発刊したものであります。(「顕神本田霊学幽斎記録篇」佐藤卿彦述)

『長沢翁は序文に於いて「(前略)宇宙万有の今日の現象をなせし者の原因を極むれば悉く霊・力・体の三大原に然らしめし所にして其理を推究する時は幽妙の域に到建するにあらざれば能はず。其妙境に至るには宜しく先づ神霊嚴在の事実を確認せざる可からず。幽界の事情を知得するには神憑りを修得するにあらざれば能はず。

神憑りを修得し神界の実在を了得し始めて神典の妙旨を知り宇宙万有の今の現象をなせし所以も知り是に於てか上代に最高の哲理、、法教、道徳、自然に其間に存し神随言挙せぬ国にて無比の治をなせし所以も知り得べきなり。(中略)霊学研究の士にありては最も必読の書なり(以下略)」と述べて居られる。

顕神本田霊学法典にも十一首を記載してあるが、全首について解説致し神意の深奥を究め尽くされる事を願って研究資料と致した。』(「顕神本田霊学幽斎記録篇」)

神懸百首より

審神者長沢雄楯翁。 神主武栄太夫(大山神社官司)

(「顕神本田霊学幽斎記録篇」)

一  神術は 難しとも難し 弥勉め 弥励まずて 争で成し得む

弥=いよいよ。ますます。 争=なんとかしたい。

解、神術(鎮魂法・帰神術)は難しい法則に随って研修するのである。奇蹟や不思議な術を体得することを志とす可きでなく、その本旨は神典と国史とを根拠として、専らその法則に随って研修し、神霊の嚴存の事実を確認して、その尊厳を体得し、幽冥界の幽遠微妙である事情を知得し、惟神の大道を了解する事にあるのである。

故に本田翁は゛道之大原゛に「霊学は心を浄むるを本と為す。皇神鎮魂を以て之が主と為す。百姓尊奉して真心を練るべし」と述べられている。故に要は「直き正しき精神を養う」ことが霊学修業者の心掛けるべき、その根幹である事を了得すべきである。この神術研修の本意に随って弥勉め、己を励まし、なんとかしたいと思って努力すれば奥義を体得達成し得ることである。