本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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以上のように本田霊学は、鎮魂、帰神、太占の三法から構成されているわけだが、皇法が基本にあることを忘れてはならない。
長沢雄楯翁はその点について次のように整理されている。
『靈学というのは神典と國史とを根據とし、専ら神憑の法則に随つて修業し、神霊の實在を徴證して、その尊嚴を體得し、我が国神典の世界無比なる所以を諒解し、茲にはじめて宇宙成立の原理、地球の組織、顕幽の分界、天孫降臨の所以を解釋し、皇祖天神の御威德を感銘し、我が皇室の尊嚴なる所以と神社存在の理由を解釋し得べきものであるのだ。
然しながらこの靈學は神典學と兩々相俟つもので神典を精研し、神靈の存在を體驗して始めて御威德を知るべきものであつて、古來の學者の如く古訓の解釋のみで神典の主旨を玄妙なる所以を了解し得るものではないのぢゃ。神憑の法に因る神靈の實在の體驗を得て始めて我が神界の幽遠微妙なる原理を了解し、古来先哲の難解として居たものも解釋し得られるのだ。』(「神社人異色鑑」)
長沢翁によれば、次のような順序になる。
1. 神典と國史とを根據とし、専ら神憑の法則に随つて修業
2. 神霊の實在を徴證して、その尊嚴を體得
3. 我が国神典の世界無比なる所以を諒解
4. 茲にはじめて宇宙成立の原理、地球の組織、顕幽の分界、天孫降臨の所以を解釋
5. 皇祖天神の御威德を感銘し、我が皇室の尊嚴なる所以と神社存在の理由を解釋
とある。
1番目は本田翁が指導した皇法、帰神、鎮魂の研鑽を積むこと。
2番目の徴證とは、「証拠をあげてあきらかにする」の意であり、それには自ら御神霊の実在を実証体験し、更にその尊嚴を體得することが求められている。
3~5番は、2を根拠として諒解したり解釋するわけなので、結局一番大事なのは「神霊の實在を徴證して、その尊嚴を體得」ということになる。