本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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『帰神ノ法ヲ幽斎ノ法トイフ。
神界ニ感合スルノ道ハ至尊至貴、濫ニ語ル可キ者ニ非ズ。吾朝古典往々其実績ヲ載スト雖モ、中世祭祀ノ道衰へ其術ヲ失フ既二久シ。神法ニ依リ其古ニ復ス。是即チ玄理ノ窮極、皇祖ノ以テ皇孫ニ伝ヘシ治国ノ大本ニシテ祭祀ノ薀奥ナリ。蓋シ幽斎ノ法タル至厳至重、深ク戒慎シ其人ニ非レバ行フ可ラザル者アリ。濫ニ伝フ可ラザル意蚊ニ存ス。然リト雖モ其精神萬難ニ撓マズ。自ラ彊メテ止マサレバ竟二能ク其妙境ニ達スル事ヲ得ン。後ノ此伝ヲ受クル者厥レ之ヲ諒セヨ。幽冥ニ通ズルノ道唯其レ専修ニ在り。玆二其法ヲ示ス。
一、身体衣服ヲ清潔ニス可シ。
二、幽邃ノ地閑静ノ家ヲ撰ム可シ。
三、身体ヲ整へ瞑目静座ス可シ。
四、一切ノ妄想ヲ除去ス可シ。
五、感覚ヲ蕩尽シ意念ヲ断滅ス可シ。
六、心神ヲ清澄ニシテ感触ノ為二擾レザルヲ務ム可シ。
七、一意二吾霊魂ノ天御中主大神ノ御許ニ至ル事ヲ黙念スベシ。
右七章ハ自修ノ要ヲ明ラカニス。』(「本田親徳全集」)