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大和心

第929回 本田霊学の鎮魂法と帰神術について-26

著者:小山一夫 / 公開日:2025-07-09

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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M 日本書紀巻第八 仲哀天皇の御紀

『秋九月乙亥朔。乙卯群臣に詔して熊襲を討つことを議らしめたまふ。時に神有して、皇后に託りて誨へまつりて曰はく、「天皇何ぞ熊襲の服はざることを憂ひたまふや。是れ膂宍の空国ぞ。豈兵を挙げて伐つに足らむや。」(中略)、

天皇神の言を聞きて疑の情有します。便ち高き岳に登りて遙に望りたまふに、大海曠く遠くして国も見えす。是に天皇、神に対て曰はく、朕周望すに、海のみ有りて国なし。豈大虚に国有らむや。誰の神の徒に朕を誘きたまふぞ。復、我が皇祖諸天皇等、尽に神祗を祭ひたまふに、豈遺れる神有さむやと、時に、神亦皇后に託りて曰はく、天津水影の如、押伏して我が見る国を、何ぞ国なしと謂ひて、我が言を誹謗りたまふや(下略)。』(小学館日本書紀)

これは神功皇后の他感法による「帰神術」。

『秋九月の乙亥朔の己卯。群臣に詔して、熊襲を征討することを相談させられた。その時、神がおられ、皇后に乗りうつって、神託を下して、「天皇は、どうして熊襲が服従しないことを憂慮されるのか。その国は痩せた不毛の地である。どうして、挙兵して討つ必要などあろうか。(中略)

天皇は、神の言葉を聞かれて、疑いの御心をお持ちになった。そこで、高い岳に登って遥かに遠くを望まれたが、大海は遠く広がっていて、国などは見えなかった。それで天皇は神にお答えして、「私があまねく見わしたところ、海だけがあって国はなかった。どうして大空に国があろうか。いかなる神が徒らに私を欺くのか。また、我が皇祖の諸天皇たちは、ことごとく天神地祇をお祭りしてきた。どうしてそれに漏れた神などおいでになろうか」と仰せられた。その時、神はまた皇后に乗りうつって神託を下して、「水に映っている影のように、天上から押し伏せて私が見下ろしている国を、なぜ国がないと言って、私の言葉を謗られるのか。(下略)」』(小学館日本書紀)