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大和心

第940回 本田霊学の鎮魂法と帰神術について-32

著者:小山一夫 / 公開日:2025-07-17

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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鎮魂法について、学者達の著書や論文が殆ど参考にならないのは、仕方のないことかもしれない。それは記紀をはじめ、風土記や万葉集に「鎮魂」の記述が見当たらないために、それらの文献を頼りに古学を研究しようとしていた宣長ら国学者の説に混乱がみられるからだ。

鎮魂の「魂」とは何を指すのか、また「鎮」とは何処にどうする事なのか、その解釈が学者達の間で結論を得ていないのだ。

本田親徳翁の鎮魂法・帰神術を考察する場合に最初に理解すべきは、鎮魂法の細かな技術論や、他の鎮魂法との比較をするような「枝葉」ではない。学者諸氏はそのような枝葉に振り回されて、本質を見失っているようだ。だから自ら迷路の中に陥り、学者の権威や面子を保とうとするだけの中身のない内容にとどまっている。

本田霊学の側からみれば、そのような論説はほとんど参考にならないが、唯一、並木英子氏の収集された資料とその調査努力には心から敬意を表したい。歴史の中に埋もれていた宮城島金作氏について我々でも知らなかった多くの情報を明らかにして頂いたからだ。氏の真摯な学術探求の姿勢には、頭が下がる思いだ。