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大和心

第970回 本田霊学の鎮魂法と帰神術について-50

著者:小山一夫 / 公開日:2025-08-13

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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『第二節 古事記に見ゆる鎮魂の実例

古事記上巻

故れ大国主神、出雲の御大之御前に坐す時、波の穂より、天之羅摩船に乗りて、鶴の皮を内剥にはぎて衣服にして、帰り来る神有り(中略)。

故れそれより大穴牟遅と少名昆古那と二柱の神相並ばして、此の国を作り堅めたまひき。然て後には、其の少名昆古那は常世国に度りましき(中略)。

是に大国主神愁ひまして、「吾独して何かも此の国を得作らむ。孰れの神と与に吾は能く此の国を相作らまし」と告りたまひき。是の時に海を光して依り来る神有り。其の神の言りたまはく、「我が前を能く治めてば、吾能く共与に相作り成してむ。若し然らずば国成り難てまし」とのりたまひき。かれ大国主曰したまはく、「然らば治め奉らむ状は奈何にぞ」とまをしたまえば、「吾をばも倭の青垣東の山上にいつき奉れ」、と答言りたまひき。此は御諸山の上に坐す神なり(下略)。

第三節 日本書紀に見ゆる鎮魂の実例

日本書紀巻第一(神代上)、一書に曰はく、

大国主神、亦名は大物主神、亦は国作大己貴命と号す。亦は葦原醜男曰す。亦は八千戈神と曰す。亦は大国玉神と曰す。亦は顕国玉神と曰す。其の子凡べて一百八十一神有す。夫の大己貴命、少彦名命と力をあわせ心を一にして、天下を経営りたまう(中略)。

遂に因りて言はく、「今此の国を理むるは、唯吾一身のみなり。其れ吾と共に天下を理む可き者蓋し有りや」と。時に神光海を照し、忽然に浮び来る者有り。曰はく、「如し吾在らずば、汝何にぞ能く此の国を平けまし。吾在るに由りての故に、汝其の大造之績を建つることを得たり」と。此の時大己貴神問ひて曰はく、「然らば則ち汝は是れ誰ぞ」。対へて曰はく、「吾は是れ汝が幸魂奇魂なり」。大己貴神の曰はく、「唯然なり。迺ち汝は此れ吾が幸魂奇魂なりけりと知りぬ。今何処にか住まむと欲ふや」。対へて曰はく、「吾は日本国の三諸山に住まむと欲ふ」と、故れ即ち官を彼処に営りて、就きて居しまさしむ。此れ大三輪之神なり(中略)。』(「顕神本田霊学法典」)