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大和心

第1056回 本田霊学の鎮魂法と帰神術について-111

著者:小山一夫 / 公開日:2025-11-07

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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『第五編 帰神術の古典に見える実証

第一章 古事記に見ゆる実例

一 古事記上巻 (巻末F参照)

故れ是に天照大御神見畏みて、天石屋戸を閇てて、さしこもりましましき(中略)。

天宇受売命、天香山の天之日影を手次に繋けて、天之真折を鬘と為て、天香山の小竹葉を手草に結いて、天之石屋戸に汗気伏せて、踏みとどろこし、神懸為て胸乳を掛き出で、裳緒を番登に忍垂れき。かれ高天原動りて、八百万神共に咲ひき。』(「顕神本田霊学法典」)

『それで天照大御神は見て恐れ、天の石屋の戸を開き、なかにおこもりになられた。(中略)。

天宇受売命が天の香山の日陰蔓を襷にかけ、真析蔓を髪飾りにして、天の香山の笹の葉を採物に束ねて手に持ち、天の石屋の戸の前に桶を伏せて踏み鳴らし、神がかりして胸の乳を露出させ、裳の紐を女陰までおし垂らした。すると、高天原が鳴り響くほどに数多の神々がどっと笑った。』(「小学館 古事記」)

これは天鈿女命の「神による槽伏せ(受霊)と神懸(帰神)」。

天津神である天鈿女命(『日本書紀』)が如何なる神を受霊し、帰神を行ったかは明示されていない。ただ神もまた神懸するという神理は注目に値する。