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大和心

第1069回 本田霊学の鎮魂法と帰神術について-120

著者:小山一夫 / 公開日:2025-11-20

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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渡辺氏が言う①祖孫一体、②神人分離、③一定の儀礼的手続きを必要とする、という「移行・変容」があるのはその通りだが、その理由を更に掘り下げる必要があろう。

筆者は①から②に移行したのは、直接的には「同床共殿が変更」(天皇と鎮魂の器械との分離)されたことに起因すると想っているが、歴史を俯瞰してみると、全てが神意だと想える。つまり崇神天皇は間違っていなかったような気がする。

神界は時間と空間を超越した次元にある。つまり神は天皇家が、そして日本がどうなるのかお分かりになっているわけだ。天皇が仏教に帰依したり、神仏習合の名のもとに宮中の神殿や全国の由緒ある神社が穢されてゆき、国内は戦乱に包まれ、世が乱れるのも御承知のことと思う。三種の神器も安徳天皇の時に瀬戸内海に沈められ、神剣(形代)は失われてしまうし、南北朝の時にもある意味奪い合いになり、京都御所も何度も内裏が火災で焼失している。特に神前での読経など、仏教による穢れは千数百年に及びとても深刻であった。

結果からみると、伊勢神宮が無かったら大変なことになっていただろう。勿論、伊勢神宮も例外ではなく、神仏習合の荒波に飲み込まれてしまうが、国の方針に反して、奈良時代に創建された伊勢大神宮寺はわずか数年で廃され、内宮外宮での正宮では、江戸時代末期まで僧尼の参拝が厳しく制限されていた。神宮では仏教用語も、倭姫命の定めた「忌詞」(「倭姫命世記」)により禁止された。