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大和心

第1075回 本田霊学の鎮魂法と帰神術について-124

著者:小山一夫 / 公開日:2025-11-26

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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古代日本に道教が浸透してきた頃、当然仏教的な要素も入ってきただろう。日本では神を重んじる支配層にとって道教は許容できても、仏教は受け入れ難かったはずだ。なぜなら、天(神)と民の間に天皇を置くならば天皇は人間界で最高の地位にいられるが、天皇が仏教に帰依したならばどうだろう。

天皇が仏弟子になるには、深く三宝に帰依しなければならない。三宝とは「仏、法、僧」である。つまり「仏」と「法」にも問題はあるが、仮にそれをよしとしても、天皇の上に「僧」を置くことになる。これでは折角、神の直系として最高の権威を与えられた天皇の地位が否定されてしまう。それは天皇の祭祀を補佐する役目を担う物部氏などにとっても到底受け入れられない。そこで彼らは当然のように反対する。

一方、渡来人系の力に頼ろうとする蘇我氏などは天皇の上に「僧」を置くことで、天皇をコントロールできるようになる。つまり日本にとって仏教を受容し、天皇を帰依させるかどうかは、極めて政治的な権力闘争に繋がるものだったのだ。