本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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佐藤先生の「神界に通ずる法」という遺稿がある。
「神界に通ずる法
次元、物理学者においても此の界の探知は夢とされている。此れと同様に霊界は無限の世界である。翻って我々霊学研究者が霊界を視こうとするに其の一端を視こうにも、なかなかに困難なものであります。本田翁は霊界は正神界百八十一の階級ありと申されています。神界は上位の階級から下位の階級を見るに、ずーっと下まで楽に見とおしが出来られると伝えられているが、下位よりは其の一つ上の階級を見るに困難な事は、我々人間界 (現界)より神界の一端を視うに困難と同様であります。
此の神界に通ずる法は近世はなかなか出来難くなりましたが、古来は自在に神明に通ずる事が出来得たのであります。此の法は一人我が国ばかりでは無く他国においても降神術にて神詰を受けた歴史は多々有ります。
我が国にても儒教の東漸、仏教の伝来その他の外来の思想が這入って来て、此の思想を採り入れる事に依って神明に通ずる事が漸次衰えて来て、遂には通ずる事が出来なくなってしまったので有ります。然し我が国は他国に比して神霊の赫赫と御活躍になる国であって、何で此のままの状態で居る訳が有りましょうや」(「佐藤卿彦先生遺稿遺影集」)