本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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『長沢翁が入門する人々ごとに必ず申し聞かせられた言葉は「わしの処へ入門した以上は一切の迷信を去りなさい。嘗(かつ)て学んで来たものは全部捨てて、白紙となって皇典を学び国学の書を読み、而して霊術を修めなさい」と申されるのが常であった。
なお翁が真摯(しんし)に学ぶ我々によく語られた事は、「此処へ来る弟子達は其の数も多いが、皆“術”を目あてである。この神術は、幽玄至貴な神事であり、我が師本田親徳翁でさえ、その研鑽に専心没頭して四十余年も費して居られる。それ故に、其の学問智識の無い者が、簡単に口が切れたから完成したと云う様な、そんな安易なものではない。
真の帰神りは、まづ神典国史等あらゆる学問を研鑽して、国体の尊厳は元より偉大なる神々の御宏徳を知らねばならぬ。而して身心を鍛練して、不撓不屈の正しい精神を養って、其の上にて神懸りの稽古をせねば真の正統の帰神術は出来得ぬものである」。と申されて居った。この言葉は今に至るまで筆者の耳朶(じだ)に残っている。』(「顕神本田霊学法典」)
本田翁は皇学を第一に置かれている。佐藤先生は信仰は不要だが、弛まぬ努力と「信念」が大事だと言われた。霊学の学びは地味で時間のかかるものである。結果を焦らずに、じっくりと取り組む姿勢が望まれよう。