神道と日本の記事一覧

大和心

第1161回 本田霊学の鎮魂法と帰神術について-184

著者:小山一夫 / 公開日:2026-02-17

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

************************

『扨斯くして霊が自在に憑依出来得るまでに神主の体が錬磨されて来た所で、憑霊の御名前を尋ねるのであるが、この作法として、我々が通常用いている言葉の如く「貴方の御名前は何と申されますか」などと云う様な問い方はしないで、憑霊に一揖して「汝(いまし)(又はミマシ)の御名は」と問うか、「汝の御名を告げられよ」と斯く問うか、「汝の御名を告げられよ」と斯く問う事である。此れに対して憑霊は「何々」と御答をなさるものである。

憑依する霊は始めより高級な神霊が懸られる事は特殊の例を除いての外は絶対に有り得ない。大概は眷属霊が御懸りになられるのが通例である。眷属界は、高等中等普通の三段階に分かれて居られると云う。初期は主として普通眷属霊が懸られるものである。上位の霊になられると御名を伺うと和歌で御答えなさる霊もあられる。筆者が昔修業中に北野天満宮の御眷属が懸られたことが有ったが、其の折審神者が御名をと伺かった時「我が宿は梅の香薫る北野なる宮に仕ふる○○彦ぞも」と読まれた事もあった。』(「顕神本田霊学法典」)

妖魅霊が天照大御神等の大神の御神名を名乗ることがあるという。筆者の40年以上の経験でも直接眼にしたことはないが、他所では稀にその様な話も聞く。妖魅界でも強い邪霊であれば、逆に大そうな御名は言わないようなので、恐らくはレベルの低い邪霊なのだろう。