神道と日本の記事一覧

大和心

第1212回 本田霊学の鎮魂法と帰神術について-219

著者:小山一夫 / 公開日:2026-04-08

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

************************

『路銀は調達したが、さて困るのは八人の修行者である。中途に放任して置いて一日でも他出したなら、それこそ妖魅が恐いものなしで神主を襲うて、半狂者に陥らしむるの恐れがある。そこへまた、反対の乗ずる懸念があるから、ともかく一人なりと神主を卒業させて、それを審神者代理にしておかねば旅行する訳にはゆかぬので、また一心に幽斎を研究するのである。』(出口王仁三郎著作集第1巻第10章)

幽斎を始めたばかりの初心者の中から審神者代理を選ぶというのは、あまりに無謀だとしか言いようがない。この一点を見ても、彼が審神者の何たるかを知らないのがよくわかる。

『すべて正神の感合せられし時は、かくの如く何事も明瞭に告げ玉えば、実神と偽神との区別は自然悟る事を得らるるものなり。』(出口王仁三郎著作集第1巻第10章)

出口氏によれば、憑霊との問答の内容によって正邪の判別をしているが、佐藤翁によれば妖魅の憑霊の場合には、名前も聞く必要はないし、問答も不要とのこと。つまりそこに至る前に正邪と品位等を判別するようにと言われていた。