神道と日本の記事一覧

大和心

第1242回 本田霊学の鎮魂法と帰神術について-240

著者:小山一夫 / 公開日:2026-05-07

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

************************

『浅野さんは英語の学者であるから、今迄の時機を知らない頑冥不霊の人を改めさして、之から新しい空気を注入して呉れるだろうと期待して居りましたところ、自分が真っ先先に長髪になり、『英和辞典』も人にやってしまい、非常にかんかんになってしまった。そしても一つ仕事も悪くなった。どうしても此の儘では、大本は潰れてしまう、之は一辺自分から潰して了おう、そうでなければ潰れる時機が来る。そこで愈々「大正日日新聞」を拵え、八月一日から、今日迄の浅野氏其の外の著述は、歴史のものはいいが、教理のものは全部間違って居るという事を書いた。そして『大正維新の真相』と云う本は一冊も無くして、読ませない様にして仕舞ったので、浅野氏等から反感を買うたのであります。自分は自分一人で、本当の教えが作り度いと云う決心を持って居った。(中略)こういう考えから、先ず大本を潰して置いて新しく建てねばいかんと思って居った。』(出口王仁三郎著作集 第五巻)

出口氏は法術面だけでなく、教理についても浅野氏を全否定している。もしも浅野氏の入信がなければ大本事件は起こらなかった、と考えたのかもしれない。結局、大本事件を契機に出口氏は自らの教理を世に出してゆくことになる。