本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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大本系鎮魂帰神が流行した背景
当時、なぜ大本のような憑霊現象が流行したのだろうか。
社会が不安に包まれていたこともあるが、それにはもっとグローバルな伏線があった。
出口氏の著述「霊界物語」(大正10年・1921年より口述開始)は日本神話を基にしているが、その内容は聖書をはじめ、仏教、儒教、古史古伝、そしてエマヌエル・スヴェーデンボルグ等の影響が強くみられる。そこで大本に於いて鎮魂帰神法の普及に関し主導的な立場だった浅野氏の足跡を振り返りながら、当時を考察したい。
神秘主義のスウェーデンボルグの書籍を日本に紹介した鈴木大拙氏は、英国スウェーデンボルグ協会の支援を受けて(翻訳出版費用を負担)4冊を翻訳出版し、伝記も書いている。「天界と地獄」(明治43年)、「新エルサレムとその教説」(大正3年)、「神智と神愛」(大正3年)、「神慮論」(大正4年)以上翻訳。伝記「スウェーデンボルグ」(大正2年)である。