本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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出雲国造神賀詞はあまり知られていないが、かなり重要な資料だと言える。これは、新たに就任した出雲国造が天皇に対して奏上する寿詞であり、その内容は歴代天皇の承認を得てきたといってもいいだろう。なぜなら古代から天皇は、違和感なくこれを受け入れてきたのだから。そこには次のように記述されている。
『乃ち大穴持命の申し給はく、皇御孫命の静まり坐さむ大倭國と申して己命の和魂を八咫鏡に取り託けて倭大物主櫛厳玉命と御名を称へて大御和の神奈備に坐せ(以下略)』
つまり、「大穴持命の和魂を八咫鏡に取り託けて倭大物主櫛厳玉命と御名を称へて」とあるように、「大穴持命の和魂=倭大物主櫛厳玉命」と書かれているわけだ。この内容を歴代の天皇が認めてきたわけだから、日本書紀の記述よりも信頼できよう。
御神霊も『和魂、大物主の神』との御啓示なので、御祭神は和魂と考えてよい。