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大和心

第1313回 本田霊学の鎮魂法と帰神術について-282

著者:小山一夫 / 公開日:2026-07-06

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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D 古事記 上巻

『ここに天兒屋命、布刀玉命、天宇受賣命、伊斯許理度賣命、玉祖命、幷せて五伴緖を支ち加へて、天降したまひき。ここにその招ぎし八尺勾璁、鏡、また草那藝劒、亦常世思金神、手力男神、天石門別神を副へ賜ひて、詔りたまひしく、「これの鏡は、専ら我が御魂として、吾が前を拜つくが如齋き奉れ。次に思金神は、前の事を取り持ちて、政せよ」とのりたまひき。』

宝鏡奉斎の神勅。天照大御神が神鏡に自らを鎮めた「神の鎮魂(みたましずめ)」

爾天兒屋命・布刀玉命・天宇受賣命・伊斯許理度賣命・玉祖命、幷五伴緖矣支加而天降也。於是、副賜其遠岐斯此三字以音八尺勾璁・鏡・及草那藝劒・亦常世思金神・手力男神・天石門別神而、詔者「此之鏡者、專爲我御魂而、如拜吾前、伊都岐奉。次思金神者、取持前事爲政。」

『そこで、天児屋命・布刀玉命・天宇受売命・伊斯許理度売命・玉祖命、合わせて五人の部族の長の神を分けそえて天降した。そして、あの天の石屋から天照大御神を招き出した八尺の勾玉と鏡、それに草なぎの剣と、また、常世思金神・手力男神・天石門別神をお添えになり、仰せられるには、「この鏡はひたすら私の御霊として、私を祭るように祭り仕えなさい」。さらに続いて「思金神が今言ったことを受け持って、私の祭事を執り行いなさい」と仰せられた。』(小学館日本書紀)

ここに本田翁の云う「鎮魂の器械=三種の神器」が明示されている。宝鏡奉斎の神勅とセットで書かれているところに意味がある。

古事記の記述によれば、三種の神器は、登場する時期と次元がそれぞれ異なる。八尺瓊勾玉は神代七代から高天原に至る次元、言い換えると、別天津神から天津神に移行する段階の次元、そして八尺鏡は天津神の次元、草那芸剣は国津神の次元となる。

故に、この三種の神器が揃うことで、神代七代から国津神までの全ての神々に通ずることができるわけだ。