本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

************************
この三種の神器だが、古来どのような役割を持った神器なのか論争の対象だった。本田翁は、三種の神器は「鎮魂の器械」だと書かれている。
鎮魂とは自らの一霊四魂の分魂を神界に合一・融合させる技法を指すので、この場合、天皇陛下がその神器を通じて神と一体化するものと考えられる。
神鏡は天照大御神、神剣は建速須佐之男命、勾玉は伊邪那岐大神に通じるためのツールだというわけだ。
鎮魂法は石上神宮など数社に古代から伝わっているものもあるが、三種の神器の場合は、大嘗祭を経た天皇陛下が用いるものなので別格だといえる。
八咫鏡の形代は宮中三殿の賢所にご神体として奉斎されているが、八尺瓊勾玉は草薙剣の形代とともに皇居・吹上御所の天皇陛下の寝室の隣にある「剣璽の間」に安置されている。(この奉斎されている場所に深い意味がある)