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大和心

第1353回 本田霊学の鎮魂法と帰神術について-302

著者:小山一夫 / 公開日:2026-08-04

掲載準備版・未公開。公開日は元ブログの投稿日です。

本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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最も重要な宮中祭祀は新嘗祭だが、こちらは毎年11月23日夜に始まる。天皇陛下は暖房もない神殿の堅い板の上に座布団も敷かずに2時間(かつては4時間以上)も正座しなければならない。そのためかなり前から正座の鍛錬をされている。体力、霊力、気力がすべて充実していなければ、この新嘗祭を全うすることができないからだ。

その前日には鎮魂祭(新嘗祭に臨む天皇陛下の霊力を強くするための祭祀)が宮中はじめ石上神宮などで行われるが、それほどまでに宮中祭祀は古代から厳格に執り行われてきたのだ。

古事の記述によれば、三種の神器は、登場する時期と次元がそれぞれ異なるのがわかる。

八尺瓊勾玉は神代七代から高天原に至る次元、言い換えると、別天津神から天津神に移行する段階の次元、そして八尺鏡は天津神の次元、草那芸剣は国津神の次元になる。

つまり、この三種の神器が揃うことで、神代七代から国津神までの全ての神々に通ずることができるわけだ。

本田翁は、「古事記神理解」において、この三種の神器は「鎮魂の器械」であると書かれている。

「鎮魂ノ祭ハ人間霊魂ノ作用一大事件ニシテ、三種ノ神宝卜共二皇孫命二大御神ヨリ御伝授アリシモノニシテ、三種ノ神宝卜雖モ天祖ノ御霊ノ憑リツキ坐サズバ何ノ益カアラム。然レバ三種ノ神宝ハ天皇ノ御宝ノ至極上等二位スルモノト雖モ、強テ之ヲ申シ上ゲンニハ鎮魂ノ器械トモ唱ヘテ大イニ違フ処ナシト思ハル、也。」(「古事記神理解」)