本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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古神道の修行法としての「鎮魂」は、自らの一霊四魂(分魂)を神と合一させる技法のことだが、それは自分の一霊四魂の浄化(祓い)と霊力の向上をもたらす。ただ実際やってみると、その難易度は極めて高く、一般の方だと特別な神意によるか、或いは余程の素質がないと大成できないだろう。
宮中では毎年、新嘗祭の前日に鎮魂祭という祭祀を行う。それは新嘗祭や大嘗祭という重大な祭祀に臨む天皇の霊力を人間の到達できる極みにまで高めるのが目的だと思われる。ただ顕斎の為、霊的に見てどれほどの効果があるかはわからない。
天皇は古代から最も位の高い祭主として、国家の祭祀において中心的な役割を担っていた。神々に祈りを捧げるに際し、神の領域に通ずることができるよう、三種の神器の力を借りながら日々(天皇にしかできない)鎮魂を行っていたものと思われる。
改元は天皇陛下の即位に起因するわけだが、一世一元の制(一人の天皇に対してひとつの元号)が定着したのは明治以降。中国での元号は、前漢から清朝まで約2000年近く使われていたが、現在は日本だけになっている。