本田親徳翁の「鎮魂法と帰神術」について考察したいと思います。

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元号とは、新たな時代を象徴するものであり、後日、天皇の諡号ともなるので、その選定は古来、極めて厳格に行われてきた。
ただ明治までは、天皇の即位中に何度も改元が行われたこともある。天災や疫病で大きな被害を受けた後などだが、改元をすることで国の祓いを願われたのだろう。
天皇一代に元号一つという一世一元の制が適用されたのは「明治」からなので、あらゆる意味で、より慎重に選定されたはずだ。
そこで「くじ引き」という話に戻るが、これは宮中賢所でなされたというところに重要な意味がある。宮中賢所とは、三種の神器のひとつである八咫鏡を祀る皇居内の神殿のこと。つまりそこで、天照大御神に次の時代の元号を選んで頂くための「太占」が行われたわけだ。
有識者や政治家ではなく、神ご自身が選定された元号が「明治」なのである。
即位の礼の儀式の一つ「剣璽等承継の儀」だが、これは三種の神器の勾玉と草薙剣を承継する儀式。新天皇が国民の代表に即位を宣言する「即位後朝見の儀」がその直後に行われるので、「剣璽等承継の儀」を以て実質的な御即位ということになる。