『本田先生の全遺著を概観いたしますと、教理の部門と法術の部門に分かれますが、教理の部門では産土百首と霊魂百首が先ず先生の霊学の序論を成して居り、古事記神理解と難古事記が表裏一体を成して本論を形成し、道の大原と真道問対が結論を成している様に考えられるのであります。随って産土百首と霊魂百首とは本田霊学の緒口であり大切な基礎でありますから、之を出来る限り深く研究いたしませんと先生の霊学に入って行けない。長沢先生の申される十二学科もこの序を為す両書のための大切な参考書に当るのではないかと思うのであります。』(「本田親徳研究」)

19、 寺々に 住む僧等も 産土の 神の御子ぞも 悪しくすな人
てらでらに すむほうしらも うぶすなの かみのみこぞも あしくすなひと
寺々尓住武僧等母産土乃神乃御子曾母悪敷須奈人
20、 魚を食い 美酒のむも 産土の 恵みなるぞと 思へ僧等
いおをくひ うまさけのむも うぶすなの めぐみなるぞと おもへほうしら
魚乎食比美酒飮母産土乃恵成曾止思閉僧等
21、 錦着て 妻子と寝るも 産土の 神恩重ねし 僧輩かも
にしききて つまことねるも うぶすなの めぐみかさねし ほうしばらかも
錦着弖妻子止寝留母産土乃神恩重禰之僧原加母