『本田先生の全遺著を概観いたしますと、教理の部門と法術の部門に分かれますが、教理の部門では産土百首と霊魂百首が先ず先生の霊学の序論を成して居り、古事記神理解と難古事記が表裏一体を成して本論を形成し、道の大原と真道問対が結論を成している様に考えられるのであります。随って産土百首と霊魂百首とは本田霊学の緒口であり大切な基礎でありますから、之を出来る限り深く研究いたしませんと先生の霊学に入って行けない。長沢先生の申される十二学科もこの序を為す両書のための大切な参考書に当るのではないかと思うのであります。』(「本田親徳研究」)

22、産土の 道知らねこそ 僧等が 道の衢(ちまた)に 立食ひすなれ
うぶすなの みちしらねこそ ほうしらが みちのちまたに たちくひすなれ
産土乃道知禰古曾僧等賀道乃巷尓立食須奈礼
23、 産土に 見放たれたる 僧等が 石根木の根に 人の夢見る
うぶすなの みはなたれたる ほうしらが いはねきのねに ひとのゆめみる
産土尓見放多連多留僧等賀石根木根尓人乃夢美留
24、 物食へば 父をし思ひ 衣(きぬ)着れば 母思うべし 僧ながらも
ものくへば ちちをしおもひ きぬきれば ははおもふべし ほうしながらも
物食閉婆父乎之思比衣着連婆母思倍之僧奈賀良母