2022-02-11 著者:小山一夫
原文保存・医学的校閲前/画像は元サイトから読み込みます。
「淮南子―人間訓」に、日本でもよく知られる「人間万事塞翁が馬」の話が出ています。
コトバンクの故事成語解説には次のように書かれています。
『中国の北端、国境の「塞(とりで)」の近くに、占いが得意な「翁(老人)」が住んでいました。あるとき、彼の飼っていた馬が逃げてしまったので、みんなが同情しましたが、彼は「これは幸運が訪れる印だよ」と言います。そして、そのとおり、逃げた馬は立派な馬を連れて帰ってきました。そこでみんなが祝福すると、今度は「これは不運の兆しだ」と言います。実際、しばらくすると彼の息子がその馬から落ち、足の骨を折ってしまったのです。またみんなが同情すると、彼の答えは「これは幸運の前触れだ」。息子はその怪我のおかげで、戦争に行かずにすんだのでした。』
『一見、不運に思えたことが幸運につながったり、その逆だったりすることのたとえ。幸運か不運かは容易に判断しがたい、ということ。』
という意味だそうですが、私は別の考え方をしています。
「人生のプラスマイナス現象」と。
私の住んでいた街に、すごい資産家がいました。その方はある年に高額納税者のベストスリーの一人になりました。
ところが翌年お亡くなりになり、今度はお子さんが遺産番付のトップになったそうです。
その後、しばらくしてバブル崩壊で、残念なことに破産されたと聞いています。
東大卒のエリートでもないのに総理大臣に上りつめ、その後まもなく逮捕された政治家もいますし、その業界でトップになった会社が破綻するのもしばしば目にします。
プラスが大きいほど、マイナスも大きい?
平凡な人生をつまらないという人もいます。
でも還暦を過ぎた私には、平凡な人生こそ簡単ではない、と思うようになりました。
脳腫瘍になった時も、あらためてそう感じました。波風の穏やかな人生こそ幸せなんだ、と。
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