2022-02-21 著者:小山一夫
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「精・気・神(しん)」も大事なテーマです。
精・気・神は、三宝とか三奇と言われています。
生命現象の誕生と変化の根本です。
精は気の母であり、精の生産は気に頼っています。精気が充足すれば、神が旺んになり、精気が虚になれば神は衰えます。
存するときは共存し、亡ぶ時は共に亡ぶといい、精の脱するものは死に、神を失うものも死ぬともいいます。
ゆえに精・気・神は、生命存亡の鍵ということになります。
気の分類については先に説明しましたので、次は精と神です。
「精」とは、
生命力、環境対応力、抗病能力であり、腎に貯蔵され、水穀の精で補充されます。
先天の精とは、生殖の精であり、人体を構成するもの。生殖の基本物質であり、子孫繁栄の元と考えられています。
後天の精とは、水穀の精であり、生命活動を維持するもの。生命活動と人体機能の代謝に必要不可欠であり、精気ともいいます。
「神」とは
表情態度、知覚、運動などの生命活動の現象を主宰するもので、物質的基礎を持っています。
先天の精によって生成されますが、後天の飲食物から変化し生じた精気の補充、滋養があってはじめてその機能を発揮します。
神は人体に於いて最重要な位置を占めています。神気(古神道の神気ではありません)が充実旺盛であれば、身体は強健で臓腑器官の機能も旺盛で強調することができます。神気が疲弊し散乱すると、機能活動の正常な現象は破壊されます。
先人は、大脳、中枢神経の部分的機能を心と関連させていたので、「心蔵神」という言い方をしていました。心蔵神、肺蔵魄、肝蔵魂、脾蔵意、腎蔵志、といいますが、神、魄、魂、意、志は中枢神経系と内臓等への病理上の影響を区別する意図で、実際にはこれらはすべて心によって司られるもの。生命活動の総称、内蔵機能の反映。神明とは、神の概念精神とは、神の概念。生命活動の重要な組成部分であり、五臓の中の心と最も密接な関係がありますが、実際には、これらはすべて心によって司られるもの。
「心は五臓六腑の大主なり、精神の宿るところなり」霊枢・邪客篇
大主とは、臓腑の中の心の統率作用を体現している。精神は神の主要表現。
簡略にまとめるとこのようになります。
つづく