一般財団法人 野萩青少年育成財団
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古代の養生功とは?-1

2022-02-28 著者:小山一夫

原文保存・医学的校閲前/画像は元サイトから読み込みます。

戦国時代(前475年~前221年)石彫刻「行気銘」の一部に、

 

「行気、深則蓄、蓄則伸、伸則下、下則定、定則固、固則萌、萌則長、長則退、退則天。天機舂在上、地機舂在下。順則生、逆則死。」と書いてあります。

 

その意味は、

「行気は、深くなると蓄えられる、蓄えると伸ばす、伸ばすと気が下に行く、下に行くと安定になる、安定になると堅固になる、堅固になると力が生じる、力が生じると強くなる、強くなると病気が無くなる、病気が無くなるのが最高である。天機は上に在り、地機は下に在る。従ってやれば生きて行けるが、逆にすれば死ぬ」。

 

つまり、導引、行気、布気など内功も外功も、正しくやらないと健康を害するということです。

気を養い、気を煉り、気をめぐらす。言うは易しですが、行うのはかなり難しいです。

 

不老長寿の大前提は健康です。

単に平均寿命が伸びても、健康寿命との差が大きければあまり意味がないような気がします。やはり健康寿命の長い方がいいですね。元気で長生き、これが理想です。

 

ただ一病息災というように、何かひとつあった方が、健康に気をつけるようになるので、その方がいいというのも一理ありますが。

 

そこで中国では、秦の始皇帝を始め多くの人達が、不老長寿と日々の健康を求めました。

 

病気をした時、薬剤を用いた治療や特殊技術である鍼灸治療は、どうしてもお金がかかります。

そこでお金のかからない治療法はないかと庶民が考えたのが内功と外功だった、と言いたいところですが、実際は道家(仙道)と、達磨を祖師とする少林寺の修行法が、体系化された技法の始まりだと思います。

 

古代の養生功三十篇を収録した「古代養生法図譜」の序言に下記のように書かれています。

ちょっと難しくて長くなりますが、翻訳してみましたのでご参考までに。

 

『人類はずっと昔から如何に健康的に生きていくかを研究してきた。しかし、それぞれの社会の養生の方法は地理環境や意識状態によって差が大いにある。

 

歴史の記載によると、四千年余り前、中国に洪水が氾濫し、大雨が長い間続いていた。気候が湿気っぽくて寒く、人々は気持ちが落ち込み、外で体を自由に伸ばせなかった。そこで屋内で工夫を凝らして体を動かしながら、気と血を制御しようとした。その後の養生功法も皆このような「導引」と「行気」との特徴を持っている。

 

春秋戦国時代の「行気玉佩銘」は十二面の小さな玉柱に刻まれ、行気の全過程を述べ、人々に「従ってやれば生きて行けるが、逆にすれば死ぬ」と訓戒する45字の銘文である。西漢時代の古墳から掘り出された絹絵には各種の「導引」図が描いてある。(つづく)』

 

不老長寿の研究では、歴史を遡っても中国に勝る国はありません。さすが中国四千年の叡智ですね。

 

つづく

 


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