2022-03-02 著者:小山一夫
原文保存・医学的校閲前/画像は元サイトから読み込みます。
古代の養生功三十篇を収録した「古代養生法図譜」の序言に下記のように書かれています。
ちょっと難しくて長くなりますが、翻訳してみましたのでご参考までに。(続きです)
『読者は本文によく「陰陽」という言葉を見るかもしれない。これはもともとは日光の差した所と差していない所を指すが、古代の思想家はこれで宇宙のあらゆる現象の表と裏との両面や対立且つ統一的な規律を解釈していた。
例えば、地を陰とし、天を陽とする。マイナスを陰とし、プラスを陽とする。女性を陰とし、男性を陽とする。医学家も人体に陰と陽の二種類の要素があって、そのバランスを保たなければならないと考える。各種の養生功は正にこのバランスを調節し、正常の生理機能を発揮させるものである。そうしなければ、病気になる。
長期的な発展の中で、中国古代の養生法は各種の思想、特に道家の思想の影響を受けながら現代の気功へと変わっていったが、ずっと天人統一、心身統一の観点を保ち、動と静の結合、内功と外功の結合、体の運動と呼吸(自分按摩もある)の結合、保健と病気の防止や治療との結合、修身と養生の結合という基本的な特徴を保っている。本書に集められた三十種の養身功法はこれらの特徴を持っている。
古代の養生功法は、本人の健康状況によって適切に選んだほうがよい。長期的に練習を続けさえすれば、きっと保健、病気治療、寿命延長などの効果がある。これは既に古人の実践により証明されたものであり、時代の経過によって価値を失うものではないのである。』
この「古代養生法図譜」はじめ私の手元には、多数の専門書や掛け軸、そして学んだ時の数冊にわたるノートがあります。書籍(全部で3000ページ以上)はほとんど翻訳してあるので、機会があればご紹介したいと思いますが、あまりに量が多いので、少しずつということになりそうです。
ご参考までに「古代養生法図譜」に収録された30種類の功法とは下記のものです。
(雲笈七籖など道家の代表的な文献から集められた技術集です)
(1)赤松子導引術、(2)靈剣子六式導引法、
(3)彭祖導引法、(4)玄鑑導引法、
(5)陳希夷導引座功図、(6)王子喬導引法
(7)五禽戯、(8)秘伝五禽戯、
(9)五禽書、(10)按摩法、
(11)蒲氏健身術、(12)蘇氏按摩推拿法
(13)耳聰目明按摩術、(14)祛病延年術、
(15)七星立功、(16)八歩功、
(17)八段錦導引法、(18)立式八段錦
(19)四段錦、(20)八段錦坐功十二図、
(21)坐功法十一勢、(22)諸健身功、
(23)祛病延年六字法、(24)吸月精法
(25)亀鼈行気法、(26)蛙行気法、
(27)易筋経、(28)易筋経十二式、
(29)諸仙行功図、(30)華山十二睡功図
<注意点>
勉強する時には、参同契や雲笈七籖、遵生八箋、内功図説など、それぞれの原書にもあたりませんと、写本時の間違いに気が付きませんので要注意です。
それと実践に際しては、動きの速度や角度等、道家の内功&外功を修得した専門家の指導が必要です。(なかなかいないので困りますが)
また現在病気の方は、体質や病状に合わないことがあるため、実際に行う前に、医師に相談するべきです。ですので、ここではあくまでこのような技術があるということの紹介に留めたいと思います。