
2022-05-24 著者:小山一夫
原文保存・医学的校閲前/画像は元サイトから読み込みます。
『「栄養があるから多くとっても平気」の危険
どのような物質であれ、人間の身体にとって過剰摂取は大変な害になる。それはそもそも、人類史上で食物が不足することは多々あれ、過剰に摂取できることなどなかったからだ。どんなものでも、過剰に入ってきたものに対して人間の身体は対応できるようになってはいない。だから、なるべく過剰に摂るようなことはしない方がいい。
サプリメントで一番危険なのが、過剰摂取だ。よく、水溶性のビタミンは尿として排泄されるから過剰に摂っても大丈夫などと言う人がいるが、そんなことはあり得ない。
尿にするまでだって身体には大変な負担なのだ。特に、ミネラル系のサプリメントの過剰摂取は、身体に多大なダメージを与えるということを知っておいてほしい。』
水溶性ビタミンならたくさん摂っても大丈夫だと思っていました。
でも体外に排泄するから心配ないとはいえ、その過程で相当な負荷が体にかかるなら、簡単に考えてはいけないと反省しました。
『例えば、セロリやレタスに多く含まれるセレンという重要なミネラルがある。これは体内で抗癌効果を発揮してくれる物質だ。ところが、摂り過ぎると逆に癌を助長してしまう。適量では抗癌物質としての作用があるが、多過ぎると発癌物質になってしまうのだ。
亜鉛も、適量摂っていないと私たちは死んでしまう。絶対的に必要なミネラルだ。不足すれば傷の修復もできないし、男性だと前立腺、女性だと生殖器系の問題を抱えたりもする。しかし、これも摂り過ぎるとうつ病の傾向が出てくるなど大変な害がある。つまり、亜鉛は不足してもうつ的傾向となるのだが、過剰に摂取した場合も同じようにうつ的傾向が見られるのだ。
鉄分も影響力が大きい。安易に鉄剤を摂取して一定の領域を超えてしまうと、やはり癌のリスクが高まることがわかっている。
鉄分は、体内で活性酸素を作り出すプロセスに関与しているのではないかと言われているからだ。鉄が活性酸素を作りやすくしてしまうのだ。作られた活性酸素が、癌を作ると言われている発癌物質になってしまう。
もう一つ、鉄自体が、人体にとっても必須栄養素だが、癌細胞にとっても必須栄養素と言われていることがあげられる。過剰に鉄分を摂ってしまうと、それが癌細胞の分裂に関わって癌細胞を増やすという説が有力だ。』
食事で栄養素をとる以外に、たくさんのサプリを摂取するのは良くないということです。
『もし風邪がウイルス性のものならば、そういうときには鉄分を余分に摂らない方がいい。つまり、鉄分を多く含む肉や魚など動物性の食品を大量に摂ったりするのは逆効果。むしろ熱を高くしてウイルスの働きを断ち切ってしまう方が感染性の病気の治りは早い。
昔から、風邪をひいて熱が出ると、ご飯を食べずに寝ていなさいと言われたものだ。回復し始めると、擦ったりんごなどの果物が与えられた。消化器が空っぽになっているので、一番栄養分があって消化が容易な果物から食べさせてきたわけだ。これも昔の人の智恵なのだ。
風邪をひいたらむしろチャンス。栄養のあるものは食べずに絶食するぐらいのつもりで、いくところまで熱が高くなると、そのあと、スーッと下がる。それから果物をきちんと少量ずつ食べることで身体はきれいに回復していく。』
ぜひ参考にしたいと思います。
詳しくはPRESIDENT Onlineの記事をご覧ください。