
2023-04-13 著者:小山一夫
原文保存・医学的校閲前/画像は元サイトから読み込みます。
『ちまたには「がんが消える」と称する食事法や代替療法が多数ある。本当にがんは消えるのか。内科医の名取宏さんは「標準医療以外のいわゆる代替療法で、臨床試験で効果が証明されたものはありません。一方で、きわめてまれながら、がんが自然退縮するケースはあります」という』
この記事の見出しを太字で並べますと、
①「がんが消えた!」体験談はほぼウソ
全部嘘ではなく、「ほぼ」という所が今回の記事のポイントです。
➁おおむね数万人に1人のがんが自然退縮する
%としてはかなり低いですが、ごくまれに自然に無くなることもあるという事です。
➂19世紀末の「コーリーの毒」による治療とは
➃自然退縮についての症例報告は1800件以上
国内の医師の症例報告でも1800件以上あるそうですが、日本人の二人に一人が癌になる時代ですから、確率的にはかなり低いと言わざるを得ません。
➄新型コロナワクチン後に自然退縮した症例
⑥がんに勝てない「免疫力を高める」代替医療
⑦肝動脈が詰まって肝細胞がんが小さくなった可能性
この先生はいろいろなケースを例示されています。
⑧自然退縮に賭けるのではなく治療を受けるべき
でも結論は、奇跡に近い確率に賭けるのは賢明ではないという事でした。
『自然退縮が起きる確率は非常に低いため、標準医療を行わず自然退縮だけに期待することは決しておすすめしません。意図的に自然退縮を起こすのは、あまりにも難しいことです。というよりも、意図的に自然退縮を起こすことができれば、それは必ず標準治療になります。また、がんの標準医療を受けた後に、がんが小さくなったり治ったりした場合は自然退縮ではなく治療効果でしょう。
しかし、見方を変えると、がんの標準治療を受けている患者さんたちの中にも一定の割合で自然退縮は起きているけれども、治療効果であると誤認されているのかもしれません。治療を受けるか、それとも自然退縮に賭けるかの二者択一ではなく、標準治療を受けた上で、自然退縮にも期待するというのが、賢い選択だと私は思います。つらいがん治療を乗り越えるためには、希望を持つことも大切なことです。』
とても常識的なご意見だと思います。
私の場合は自然に寛解したので、この自然退縮のケースに該当する気がしますが、それだけに再発に対する不安が大きいです。何か最新の技術で寛解したなら、再発した時に「もう一度」と想えますが、病院を探している間に寛解したため、手掛かりが何一つありませんから。。。