2022-04-28 著者:小山一夫
原文保存・内容校閲前/画像は元サイトから読み込みます。
『かれの意志に反して 人は死ぬ
死ぬことを学ぶことなく
死ぬことを学べ
さすれば汝は
生きることを学ぶだろう』
「チベットの死者の書」(おおえまさのり訳)
人生観と言うと、一般には過去の生き様を顧みながら、「今」を視座として未来を思い描こうとします。
確かにそれはそれでアイデンティティを確立する上で、とても大事なことには違いないでしょう。ですが、チベットでは逆の発想をも忘れません。つまり「死生観」です。
人間は生れた時から死に向かって歩み始めます。
だれも死から逃れることは出来ません。
そして前世も来世も、元よりありません。
一度しかない「今」をどう生きるか?
まさにそれが問題です。