2022-04-28 著者:小山一夫
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『最高の目的を果す為、慇懃精進し、心が怯む事なく、行を怠る事もなく、堅固な活動をなし、体力と智力を備え、修行者たるもの、犀の角の如く独り歩め。
独坐と禅定を、打ち捨てる事なく、諸々の事柄について、理法に従がい、諸々の生存には、憂いがあると知って、修行者たるもの、犀の角の如く独り歩め。』「スッタニパータ」中村元訳
スッタニパータは最古の経典として知られています。最も多く釈迦の言葉が記録されている文献という評価です。
ここでは「犀の角の如く独り歩め」という言葉が何度も繰り返されます。孤高の勧めのようですが、要は信念の大事さを説いているのだと思います。
18歳から数年間、かなりストイックに生きてみましたが、後から見ますと、自分で自分を強く束縛していたように感じます。
真の自由を求めていたはずなのに、鎖でがんじがらめになっていました。
超えるべきところを「避けること」で誤魔化していたようにも思います。
自分を最後まで束縛するのは自分なのです。
荘子の「逍遥遊」ではありませんが、自然無為の生き方こそが理想だと思います。
『音や声に驚かない、獅子のように、網に捕まることがない、風のように、水に汚されることのない、蓮のように、修行者たるもの、犀の角の如く独り歩め。』