2022-05-16 著者:小山一夫
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私は仏教徒ではないし、信仰心とかもありませんが、道元についてはとても尊敬しています。
それは「正法眼蔵」を読んだのが切っ掛けでした。この書は、瞑想の参考書として、高く評価できる一冊です。
佐保田鶴治博士が、尊敬するグルとしてラーマナ・マハーリシとともに道元を挙げたのも頷けます。
本当に坐禅、瞑想ができた方ならば、この書の真の価値に気づくはずです。
もっとも、宗教的な教義については受け入れ難いところもありますが、禅定の技術書として読みますと、とてつもなく凄い本なのです。道元の境涯が如何に優れていたか、がわかります。
サマディを得た方なら下記の文章について、表面的な言葉遊びではなく体験的に振り返りながら、その真義をすぐに理解できる筈です。
「心境ともに静中の証入・悟出あれども、自受用の境界なるをもて、一塵もうごかさず一相をやぶらず、広大な仏事、甚深微妙の仏化をなす」~辯道話より
「自己をはこびて万法を修証するを迷とす、万法すゝみて自己を修証するはさとりなり」~辯道話より
「万法に証せらるゝといふは、自己の身心および他己の身心をして脱落せしむるなり」~現成公案より
実際何が起こるのか?
どのような境地なのか?
それは体験を通して初めて知ることができます。禅定の深みにぜひ触れてください。
道元について学ぶには、多くの書がありますが、とりあえず下記の3書を読まれては如何でしょうか。ただ原文を大事にして、解説はほんの参考程度にした方がいいと思います。
「正法眼蔵 1~4」水野弥穂子 岩波文庫
「正法眼蔵随聞記」水野弥穂子 ちくま学芸文庫
「宝慶記―道元の入宋求法ノート」池田 魯参 大東出版社