一般財団法人 野萩青少年育成財団
記事一覧に戻る

瞑想って難しい?-71

2024-09-14 著者:小山一夫

原文保存・内容校閲前/画像は元サイトから読み込みます。

 

ヨーガを練習する時、アーサナや呼吸法の後で瞑想をする人が最近増えているそうです。目を閉じてゆったりと座り、呼吸を整え、心静かに瞑想する。体と心がくつろいで、安らかになれば、日常のストレスも軽減されるかもしれません。アーサナで汗をかいた後など、仰向けに寝て、シャヴァ・アーサナで身心を鎮めるのもいいでしょう。


古代ウパニシャッドやヨーガスートラの時代、瞑想はヨーガの中心的な技術でした。その目的はサマディに他ならず、数多くの精密で複雑な技法が用意されていました。現在のいわゆる瞑想法の相当部分は、その時代に完成されたといっても過言ではないでしょう。


佐保田鶴治博士によれば、ヨーガは顕教ヨーガと密教ヨーガの二種類に大別できるそうです。


ウパニシャッドのヨーガと言われるジニャーナ・ヨーガと、ヨーガスートラを基本書とするラージャ・ヨーガなどが顕教ヨーガを代表する瞑想ヨーガです。私はこの顕教ヨーガを、引き算のヨーガと言っています。なぜならヨーガスートラを見ても明らかなように、余分なものを一つ一つ無くしてゆくことで、心の作用の止滅、つまり無へ向かう瞑想だからです。集中を排除することで感覚器官を開放し、意識の「場」を観照してゆくことで想念へのとらわれを排除してゆきます。これはサマディだけを見据えたとても高度な技法だと言えます。
 


元記事