一般財団法人 野萩青少年育成財団
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禅の十牛図 考-25

2024-11-06 著者:小山一夫

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禅の十牛図について技術的な側面から解説します。
(「悟りに至る十牛図瞑想法」より)
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プラーナーヤーマ
集中に逆行する解放感覚がわかったら、次はプラーナーヤーマを練習する。ヨーガスートラには、次の3段階の方法が説明されている。①呼息と吸息の流れを断ち切る、②外部的と、内部的と、制止的な働き、③内外の対象を排除する、の3段階だ。


①については既に、誰もが日常的に行なっている。

例えば、息を吐いてすぐ間髪入れずに息を吸う人はいない。必ず止息する瞬間がある。息を吸った後も同じだ。人間は、故意に意識的な呼吸をしない限り、24時間無意識で呼吸を行なっている。だから①は無意識で行なっている呼吸を意識化することだと考えればいい。


ところで、調気法というと呼吸の制御のように想いがちだが、昔から”呼吸法ではなく、プラーナ(自分の体内と自然界の双方に存在する無形のエネルギー)を制御する技術”だと定義されている。だから呼吸法だと誤解して、”いろんな方法で一生懸命吸ったり吐いたりすること”だと思ったら大きな間違いだ。具体的には後述するが、体内~体外の順でプラーナを動かし、静止してからその余韻を観照する。すると、徐々に内外の境がなくなって、肉体が周囲の空間に融けてゆくような感覚となり、どこまで自分の身体なのか境がわからなくなってくる。そしてそれに従って雑念もかなり薄らいでゆく。

 


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