2024-11-30 著者:小山一夫
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禅の十牛図について技術的な側面から解説します。
(「悟りに至る十牛図瞑想法」より)
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インドと日本の共通性
ところでウパニシャッドをよく読むと、プルシャはアートマンと他の4つの要素から成り立っていると解釈できる。そしてそれらは、白、青、黄、赤、緑の5色の光を放つと書かれている。これには流石に私も驚いた。なぜなら、これらは日本の国学の説く「一霊四魂(直霊、奇魂、和魂、荒魂、幸魂)」と全く同じ輝きであり、質的にも酷似しているからだ。
例えば、アートマンの働きは、直霊と同じく、中心力と純粋観照力しかない。穢れについてもそうだ。国学でも、”直霊は穢れず、四魂に穢れが付着する”と説く。アートマン以外のプルシャの4要素に穢れが付着するのと同じ構図だ。しかも古神道における鎮魂帰神の原理は、ウパニシャッドの技法に酷似している。だから、この両者を比較しながら考察すると、とてもわかりやすい。
例えば、古神道の神人合一(即身化神)は、肉体から一霊四魂を分離して神と合一させようとするものであり、その後、最終的には直霊と四魂が分離して、直霊と無(真神)が融合する事になる。この辺りの流れも、”ウパニシャッドや普明版などと似ている”と言っていいだろう。