一般財団法人 野萩青少年育成財団
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禅の十牛図 考-110

2025-01-30 著者:小山一夫

原文保存・内容校閲前/画像は元サイトから読み込みます。

禅の十牛図について技術的な側面から解説します。
(「悟りに至る十牛図瞑想法」より)
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第3章 第三 見牛


序
従声得入、見処逢源
六根門著著無差、動用中頭頭顕露
水中塩味、色裏膠青
貶上眉毛、但非他物

声より得入(とくにゅう)すれば、見処(けんじょ)源に逢う
六根(ろっこん)門 著々(じゃくじゃく)差(たが)うこと無し、動(どう)用(よう)の中頭々(ずず)顕(けん)露(ろ)す
水中の塩味、色(しき)裏(り)の膠(こう)青(せい)
眉毛(びもう)を貶上(さつじょう)すれば、是れ他物(たもつ)に非ず

頌
黄*枝上一声声日
暖風和岸柳青
只此更無廻避処
森森頭角画難成

黄(こう)*(おう)鶯枝上 一声声
日暖かに風おだやかにして岸柳青し
只此れ更に廻(かい)避(ひ)する処無し
森々たる頭(ず)角(かく) 画(えが)けども成り難し
 

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<参考>放(ほう)松(しょう)と入(にゅう)静(せい)


中国の伝統的な技法である放松と入静を紹介しよう。やり方によってはかなり有効な技法だ。
放松とは、瞑想中における緊張状態を解くこと。姿勢、呼吸、意念のそれぞれに自然な状態を心がける。具体的には①弛、②開、③浄の三段階がある。

 

①は全身をゆったりとくつろがせ、緊張感や不快感がないようにする。

②は骨格だけ残して筋肉を優しく解きほぐし、血流を見守る。

③は全身が空間に融けてゆくように、すべての束縛を解き放ち、心が静まるようにする。
 

入静とは、瞑想中において意念の制御により、外界と結びつかない安定と快適さを得ること。これも大きく分けて3段階の練習法をとる。

 

①姿勢、呼吸、意識の安定を得る。

②外界との結びつきが希薄化され、身心が軽やかとなり、爽快感と快適さを得る。

③外界の影響をほとんど受け付けず、呼吸も意識されない。空間に安定し、意識は判然としている。


このような放松と入静をより繊細に修練すると、身心の安定度が高まり、坐禅や瞑想の準備に役立つことだろう。
 


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