2025-01-17 著者:小山一夫
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禅の十牛図について技術的な側面から解説します。
(「悟りに至る十牛図瞑想法」より)
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第3章 第三 見牛
序
従声得入、見処逢源
六根門著著無差、動用中頭頭顕露
水中塩味、色裏膠青
貶上眉毛、但非他物
声より得入(とくにゅう)すれば、見処(けんじょ)源に逢う
六根(ろっこん)門 著々(じゃくじゃく)差(たが)うこと無し、動(どう)用(よう)の中頭々(ずず)顕(けん)露(ろ)す
水中の塩味、色(しき)裏(り)の膠(こう)青(せい)
眉毛(びもう)を貶上(さつじょう)すれば、是れ他物(たもつ)に非ず
頌
黄*枝上一声声日
暖風和岸柳青
只此更無廻避処
森森頭角画難成
黄(こう)*(おう)鶯枝上 一声声
日暖かに風おだやかにして岸柳青し
只此れ更に廻(かい)避(ひ)する処無し
森々たる頭(ず)角(かく) 画(えが)けども成り難し
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Step-1.身の脱落~空間に融けてゆく
①数息観~想念の方向付け
<参考> 治意経の出入息観
②脱力~身体の緊張を解く
③リラックス~骨格の内観
④意識の解放~集中の解除
<参考> 放(ほう)松(しょう)と入(にゅう)静(せい)
⑤生命の実感~体温、血流、呼吸、細胞の賦活(ふかつ)
<参考> タパスの制御
<参考> 界分別経と六六経
⑥随息観(ずいそくかん)~自然な呼吸を見守る
⑦皮膚脱落~内外の境がなくなる
<参考> 長寿王本起経の禅定法
Step-2.心の作用の段階的な減少
<参考> 天台小止観の止観法
①観察から観照へ
②周囲の空間との融合、そしてその余(よ)韻(いん)に浸(ひた)る
<参考> 大空経の空観
Step-3.身の脱落の完成
①肉体感覚の消失
②判然とした意識と観照
Step-4.心の脱落~心の作用の止滅
①フィールド上での認識力を静止させる
②「止」へのプロセス
<参考>箭(せん)毛経、アヌパダ経、小空経の禅定法
Step-5.純粋観照者の出現~仏性(真我)を観る
①「止観」の成就
②仏性(真我)を純粋観照する
<参考> 有勝天経の禅定
Step-6.身心脱落から真我の独存へ