2025-01-20 著者:小山一夫
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禅の十牛図について技術的な側面から解説します。
(「悟りに至る十牛図瞑想法」より)
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第3章 第三 見牛
序
従声得入、見処逢源
六根門著著無差、動用中頭頭顕露
水中塩味、色裏膠青
貶上眉毛、但非他物
声より得入(とくにゅう)すれば、見処(けんじょ)源に逢う
六根(ろっこん)門 著々(じゃくじゃく)差(たが)うこと無し、動(どう)用(よう)の中頭々(ずず)顕(けん)露(ろ)す
水中の塩味、色(しき)裏(り)の膠(こう)青(せい)
眉毛(びもう)を貶上(さつじょう)すれば、是れ他物(たもつ)に非ず
頌
黄*枝上一声声日
暖風和岸柳青
只此更無廻避処
森森頭角画難成
黄(こう)*(おう)鶯枝上 一声声
日暖かに風おだやかにして岸柳青し
只此れ更に廻(かい)避(ひ)する処無し
森々たる頭(ず)角(かく) 画(えが)けども成り難し
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天台小止観
さて無辺と無作に取り組む前に、その準備として先ず天台小止観を見ておこう。
その調和第四には、次の五法の重要性が説かれている。それは飲食、睡眠、身、気息、心の五法だ。飲食と睡眠を整えることは、今更いうまでもないだろう。バランスのよい食生活と適度な睡眠は、禅定云々に限らず健康上も心掛けた方がいい。
後の三法だが、これは合わせて行なうべきで別々に説明することはできないとし、さらに段階に応じて方法が異なるとも説いている。「此応合用、不得別説、但有初中後、方法不同、是則入住出相、有異故」。どう異なるのかといえば、「入る、住する、出るの三相に相違点がある」とのことだ。
ヨーガの書というわけじゃないが、この天台小止観は摩訶止観と共に、ヨーガを専門的に研究されたい方々にとっても役立つことだろう。特に止と観について丁寧な洞察がなされているので参考になると思う。