2025-01-28 著者:小山一夫
原文保存・内容校閲前/画像は元サイトから読み込みます。
禅の十牛図について技術的な側面から解説します。
(「悟りに至る十牛図瞑想法」より)
***********************************************

第3章 第三 見牛
序
従声得入、見処逢源
六根門著著無差、動用中頭頭顕露
水中塩味、色裏膠青
貶上眉毛、但非他物
声より得入(とくにゅう)すれば、見処(けんじょ)源に逢う
六根(ろっこん)門 著々(じゃくじゃく)差(たが)うこと無し、動(どう)用(よう)の中頭々(ずず)顕(けん)露(ろ)す
水中の塩味、色(しき)裏(り)の膠(こう)青(せい)
眉毛(びもう)を貶上(さつじょう)すれば、是れ他物(たもつ)に非ず
頌
黄*枝上一声声日
暖風和岸柳青
只此更無廻避処
森森頭角画難成
黄(こう)*(おう)鶯枝上 一声声
日暖かに風おだやかにして岸柳青し
只此れ更に廻(かい)避(ひ)する処無し
森々たる頭(ず)角(かく) 画(えが)けども成り難し
****************************
③リラックス~骨格の内観
身体がくつろいでも心がリラックスできなければ、坐禅(瞑想)は始まらない。
そこで脱力の次に骨格の内観を行なうことで、脳の状態を穏やかにしたい。
私は白骨観と名付けているが、従来型のものと紛らわしいので、”骨格の内観”というふうに憶えて欲しい。前項の要領で脱力したらすぐに、今度は天井からレントゲン写真を取るような気持ちで、骨格だけを残すように意識する。すると床との接点で体重を感じていた感覚が希薄になる。海面に浮かんでいるような感触が理想だが、それに近ければちゃんとリラックスできたと思っていい。