一般財団法人 野萩青少年育成財団
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禅の十牛図 考-114

2025-02-03 著者:小山一夫

原文保存・内容校閲前/画像は元サイトから読み込みます。

禅の十牛図について技術的な側面から解説します。
(「悟りに至る十牛図瞑想法」より)
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第3章 第三 見牛


序
従声得入、見処逢源
六根門著著無差、動用中頭頭顕露
水中塩味、色裏膠青
貶上眉毛、但非他物

声より得入(とくにゅう)すれば、見処(けんじょ)源に逢う
六根(ろっこん)門 著々(じゃくじゃく)差(たが)うこと無し、動(どう)用(よう)の中頭々(ずず)顕(けん)露(ろ)す
水中の塩味、色(しき)裏(り)の膠(こう)青(せい)
眉毛(びもう)を貶上(さつじょう)すれば、是れ他物(たもつ)に非ず

頌
黄*枝上一声声日
暖風和岸柳青
只此更無廻避処
森森頭角画難成

黄(こう)*(おう)鶯枝上 一声声
日暖かに風おだやかにして岸柳青し
只此れ更に廻(かい)避(ひ)する処無し
森々たる頭(ず)角(かく) 画(えが)けども成り難し
 

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ここでその技術の一部を紹介しよう。

 

但し、他の行法もそうだが、心身ともに健康な時に行い、一日一度を限度とすること。また⑥では、絶対に頭部へ熱エネルギーを送らないように注意されたい。


①くつろいで坐り、姿勢を正す。両手をこすって温め、両手の指を組んで臍の上にあてがう。
②腹式呼吸。息を吐く時に掌の熱を腹部の奥へ吸収し、吸う時に掌に返すようにイメージする。
③呼吸は自然な速度で行なう。腹部に意識を集中させない。ただ全身の血液の流れを感じるようにする。
④腹部が温かくなってきたら、両手を膝の上に置く。再び臍と腹部の奥とで熱をキャッチボールさせる。
⑤腹部がさらに暖かくなったら、臍の真裏の背骨のところを指先で一度押してマーキングする。
⑥息を吸って腹部を膨らませ、吐きながら臍をそのマーキングしたところへ近づけてゆく。吐ききったら3~5秒息を止める。その時熱エネルギーが、臍の後ろの脊椎部分に流れ込むのを感じるはずだ。その熱(タパス)をヨーガのスパインフレックス等の技法で、まずは尾骶骨に落としてから背骨全体へ、そしてさらに全身の骨格へと拡げてゆく。骨格全部が熱を帯びて膨張するような感触が得られればよい。ここまでを約3~5分程度かけて行なう。

 

慣れると、脳が「タパスよ、燃え上がれ」と命令しただけで、2~3秒で腹部がかなり熱くなる。そして、①~⑤までが1分程度になるだろう。


これはラージャ・ヨーガの入門レベルの技法だが、この要領でタパスつまり生気系生命力を高めてゆくと、後述の五気の制御がやり易くなるだろう。(注・・タパスには他に光輝系のものもある。)
 


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