2025-04-07 著者:小山一夫
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禅の十牛図について技術的な側面から解説します。
(「悟りに至る十牛図瞑想法」より)
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第3章 第四 得牛
序
久埋郊外、今日逢渠
由境勝以難追、恋芳叢而不已
頑心尚勇、野生猶存
欲得純和、必加鞭撻
久しく郊外に埋もれて今日渠(かれ)に逢う
境(きょう)、勝(すぐ)るに由(よ)って以て追い難し、芳(ほう)叢(そう)を恋(した)うて而も已(や)まず
頑(がん)心(しん)尚(なお)お勇み、野生猶(なお)存す
純(じゅん)和(な)を得んと欲せば必ず鞭(べん)撻(たつ)を加えよ
頌
竭尽精神獲得渠
心強力壮卒難除
有時纔到高原上
又入烟雲深処居
精神を竭(けつ)尽(じん)して渠を獲得す
心強く力壮(さか)んにして卒(にわか)に除き難し
有る時は纔(わず)かに高原の上(ほとり)に到り
又煙雲深き処に入って居(きょ)す
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露柱懐胎
次に、管の浄化ができたとして、それを懐胎する方法を説明したい。
ヨーガでは昔からナーディ(気道)の中心的存在としてスシュムナー管(中心気道)を挙げている。このスシュムナー管には、五気同様、生気系と光輝系の2種類がある。生気系の方は熱や電気的なエネルギーの通り道だが、光輝系の方には光のエネルギーが流れる。従って、中空の竹や露柱は、光輝系ということになる。生気系のスシュムナー管は体内又は全身を包むように存在しているが、光輝系のそれは体内にあるとは限らない。だから懐胎という話になるわけだ。
露柱懐胎とは、露柱即ち神気の満ちた中空の竹を懐胎することだが、その前段階として光輝系の無形の管(中空の竹)を懐胎しなければならない。その方法だが、恐らく生気系の管を立てるのが技術的な早道だと想う。
ハタ・ヨーガなどの密教ヨーガは、顕教ヨーガへの有効な準備として位置づけられている。事実、ハタ・ヨーガの根本聖典と言われるハタ・ヨーガ・プラディーピガーの冒頭には、次のように書かれている。(以下は「ヨーガ根本経典」)
「ハタ・ヨーガは、高遠なラージャ・ヨーガに登らんとするものにとって、すばらしい階段に相当する」、「ひとえに人々をラージャ・ヨーガに導かんために、ハタ・ヨーガの教えを説く」、「異説がいりみだれるやみのなかに迷うてラージャ・ヨーガを知らない人々のために、慈悲ぶかいスヴァートマーラーマ道士はハタ・ヨーガの灯明(プラディーピガー)をかかげる。」