2025-03-29 著者:小山一夫
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禅の十牛図について技術的な側面から解説します。
(「悟りに至る十牛図瞑想法」より)
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第3章 第四 得牛
序
久埋郊外、今日逢渠
由境勝以難追、恋芳叢而不已
頑心尚勇、野生猶存
欲得純和、必加鞭撻
久しく郊外に埋もれて今日渠(かれ)に逢う
境(きょう)、勝(すぐ)るに由(よ)って以て追い難し、芳(ほう)叢(そう)を恋(した)うて而も已(や)まず
頑(がん)心(しん)尚(なお)お勇み、野生猶(なお)存す
純(じゅん)和(な)を得んと欲せば必ず鞭(べん)撻(たつ)を加えよ
頌
竭尽精神獲得渠
心強力壮卒難除
有時纔到高原上
又入烟雲深処居
精神を竭(けつ)尽(じん)して渠を獲得す
心強く力壮(さか)んにして卒(にわか)に除き難し
有る時は纔(わず)かに高原の上(ほとり)に到り
又煙雲深き処に入って居(きょ)す
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「明見仏性のところに、定慧等学の学あるなり。」(正法眼蔵・仏性)。
世の中は、膨大な量の情報で溢れている。良いものも悪いものも、必要なものも不必要なものも雑多だ。その玉石混淆の知識の中から、自分に恵をもたらす優れた情報を選りすぐるのはとても難しい。なぜなら判断力が充分でないからだ。見跡力とは先賢の叡智を学ぶことだが、その正邪真偽の判断力を養う為にも見跡を重要視した方がいい。だが、体験に裏付けられた智慧が本当に自らに備わるのは、「明見仏性」の時を待たなければならない。