2025-04-09 著者:小山一夫
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禅の十牛図について技術的な側面から解説します。
(「悟りに至る十牛図瞑想法」より)
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第3章 第四 得牛
序
久埋郊外、今日逢渠
由境勝以難追、恋芳叢而不已
頑心尚勇、野生猶存
欲得純和、必加鞭撻
久しく郊外に埋もれて今日渠(かれ)に逢う
境(きょう)、勝(すぐ)るに由(よ)って以て追い難し、芳(ほう)叢(そう)を恋(した)うて而も已(や)まず
頑(がん)心(しん)尚(なお)お勇み、野生猶(なお)存す
純(じゅん)和(な)を得んと欲せば必ず鞭(べん)撻(たつ)を加えよ
頌
竭尽精神獲得渠
心強力壮卒難除
有時纔到高原上
又入烟雲深処居
精神を竭(けつ)尽(じん)して渠を獲得す
心強く力壮(さか)んにして卒(にわか)に除き難し
有る時は纔(わず)かに高原の上(ほとり)に到り
又煙雲深き処に入って居(きょ)す
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<参考> 生気系五気の制御法
五気を高めるために、密教ヨーガの技法を使ってみよう。
五気とは、①ウダーナ気、②プラーナ気、③サマーナ気、④アパーナ気、⑤ヴィアーナ気を指す。生気系の五気は順に肉体の各ゾーン、①頭頂~鼻、②鼻~心臓、③心臓~臍、④臍~足先、⑤全身(を包む)、にそれぞれ配置されている。それらを下から順に活性化させてゆくわけだ。
先ずアパーナ気だが、これはそもそも下方へ向かう「気」だ。それを体内操作(バンダの応用)で脚のつま先から直腸まで引き上げる。次に、膀胱、横隔膜、胸の中央、喉、脳下垂体、松果体へと特殊な呼吸法と体内操作を使ってエネルギーを上昇させる。大事なことはエネルギーを移動させる都度、アパーナ気、サマーナ気、プラーナ気、ウダーナ気を順に混合させながら動かすことだ。
実際にやってみるとわかるが、”熱に始まり、光で終わる”とでも言うべきか、ポイントごとに異なる感触がある。そして最後に、頭頂からヴィアーナ気に全てを注ぎ込む。周囲の大気の質が明らかに変化したのを確認してから、ゆっくりとクンダリーニ・ヨーガのスィング法(螺旋状の動きを伴う技法)で一本の「軸」を体内に作る。上下にエネルギーの偏りがあるときは、同ヨーガのスパインフレックス法で微調整するといい。その後、プラーナーヤーマでさらに軸を太くして、天と地に突き抜けさせる。ここまで約5~8分。
普段から密教ヨーガをやっていれば、ハタ・ヨーガ・プラディーピガーに書いてあるように、ラージャ・ヨーガへの準備としてその有効な蓄積となるだろう。流した汗と努力は決して無駄にはならない。(練習は1日1回まで。)