2025-04-13 著者:小山一夫
原文保存・内容校閲前/画像は元サイトから読み込みます。
禅の十牛図について技術的な側面から解説します。
(「悟りに至る十牛図瞑想法」より)
***********************************************

第3章 第四 得牛
序
久埋郊外、今日逢渠
由境勝以難追、恋芳叢而不已
頑心尚勇、野生猶存
欲得純和、必加鞭撻
久しく郊外に埋もれて今日渠(かれ)に逢う
境(きょう)、勝(すぐ)るに由(よ)って以て追い難し、芳(ほう)叢(そう)を恋(した)うて而も已(や)まず
頑(がん)心(しん)尚(なお)お勇み、野生猶(なお)存す
純(じゅん)和(な)を得んと欲せば必ず鞭(べん)撻(たつ)を加えよ
頌
竭尽精神獲得渠
心強力壮卒難除
有時纔到高原上
又入烟雲深処居
精神を竭(けつ)尽(じん)して渠を獲得す
心強く力壮(さか)んにして卒(にわか)に除き難し
有る時は纔(わず)かに高原の上(ほとり)に到り
又煙雲深き処に入って居(きょ)す
****************************
「超関脱落&透関破節」によって造られた中空の竹に師の放つ雰囲気(神気)が充満してくると、露柱ができてくる。最初は自分の中に懐胎することになるが、徐々に太く大きくなってくると、ある瞬間から自分が露柱に懐胎されてゆく。露柱の太さは、雰囲気(神気)を受ける回数にも因るが、自らのタパスの鍛え方にも関係している。生命力が高まるほど、元となる柱が太くなるのだ。また言うまでもなく、浄化の度合いにもかなり影響される。
自らの存在全てが露柱に入った瞬間、ほのぼのとした光と共に、空間が波立つような或いは歪(ゆが)むような質的変化をはっきりと感じるはずだ。露柱の中心に真我を安定させるには、このように先ず自らの存在がすっぽりと露柱に入らなければならない。それが出来たら④に進む。
④では、内外の光輝系五気が充実してゆくにつれて、露柱が自然と天地に拡がってゆくがわかることだろう。事前に生気系の柱を天地に安定させる練習をしておけば、露柱の場合も比較的楽にできるはずだ。