2025-07-12 著者:小山一夫
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ヨーガスートラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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たとえば、ハタ・ヨーガ・プラディーピガーの第3章83から「ヴァジローリー・ムドラー」等の説明を通して性交法の解説が続きますが、それはハタ・ヨーガがシャクティ派の行法であることの表れだと思います。
著者であるスヴァートマーラーは、ハタ・ヨーガの開発者(編者)として知られるゴーラクシャ・ナータ(13世紀)の流れを汲む人物ですから、当然といえば当然のことです。
蛇足ですが、佐保田博士によれば
「ハタ・ヨーガは元来はヨーガ行のなかでは予備的な部門であったと思われる。(中略)ところが、ゴーラクシャ・ナータのハタ・ヨーガは、ひとつの完成したシステムをなしているのである。」(「ヨーガの宗教理念」P237)として、さらに次の様に述べています。
『「ゴーラクシャ・シャタカ」の中には、ハタ・ヨーガの行法体系を形づくる部門として、アーサナ(体位法)、プラーナ・サンヤマ(呼吸法)、プラチャーハーラ(制感法)、ダーラーナー(凝念法)、ディヤーナ(静慮法)、サマディ(三昧法)の六つがあげられている。』
上記の六つの部門は、ヨーガスートラの8部門説と似た構成になっていますが、博士も指摘しているように、「その内容はだいぶ違ってはいる」わけで、さらに、ヤマとニヤマの2部門が骨格として含まれていないのが印象的です。