一般財団法人 野萩青少年育成財団
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ヨーガスートラ 考-2

2025-07-11 著者:小山一夫

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ヨーガスートラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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ヨーガスートラによって古典的なヨーガ、つまりラージャヨーガの行法体系はほぼ確立されますが、その中核は先に記したように次の8種類の部門になります。


1.五禁戒(yama)ヤマ
2.五勧戒(niyama)ニヤマ
3.坐法(asana)アーサナ
4.調気(pranayama)プラーナーヤーマ
5.制感(pratyahara)プラチャーハーラ
6.凝念(dharana)ダーラナ
7.静慮(dhyana)ヂャーナ
8.三昧(samadhi)サマディ

佐保田博士によれば、このヨーガスートラ(紀元5世紀頃)は、サーンキャ哲学(紀元前4~5世紀)をベースとしたサーンキャ・ヨーガ派(紀元前2~3世紀)の代表的な作品であり、また、仏教の影響も強く見られる、とのことです。(「ヨーガ根本経典」P36)


これに対してハタ・ヨーガ・プラディーピガー(16~17世紀)では、ヨーガスートラとかなり異なり、次の4部門を骨格として章を構成しています。


1.体位法・・アーサナ
2.調気法・・プラーナーヤーマ
3.ムドラー
4.ラージャ・ヨーガ


この違いは、前者がサーンキャ・ヨーガ派の作品であるのに対して、後者が密教系の思想を背景として成立した事に起因すると考えられます。


ですから佐保田博士は
「ヨーガスートラの説く古典ヨーガは顕教ヨーガ、ハタ・ヨーガ・プラディーピガーの説くハタ・ヨーガは密教ヨーガであります。」(「ヨーガ根本経典」序文)と説明されています。
 


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