2025-07-22 著者:小山一夫
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ヨーガスートラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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3.坐法(asana)アーサナについて
「坐り方は、安定した、快適なものでなければならない」(ヨーガスートラ2-46)
「そのような坐り方は、緊張をゆるめ、こころを無辺なものへと合一させることによって得られる」(2-47)
アーサナは八部門の3番目でヨーガの本命ではないとのことですが、この段階で「無辺なものへと合一させること」を要求されますと、ヨーガの修行者にとってはかなりの難題だと思います。
佐保田博士は、アーサナを坐法と訳しておられますが、ハタ・ヨーガ・プラディーピガーでは体位とされています。これは、技術的な内容から訳語を差別化されたものだと思います。
ところでコプラのポーズとか、XXのポーズという言い方をしますが、実際には、ポーズとアーサナでは意味合いが異なります。ポーズという場合、その完成形を指しますが、アーサナには、起・承・転・結すべてが含まれます。
完成形を作るまでのプロセス、そして完成形での操作、さらに完成形からサバーサナに戻るところまで、この一連の流れ全てを包括してアーサナというわけです。このことはヨーガを完成させる上でとても重要な意味を持ちます。
ヨーガは角度の科学だといわれるように、まず完成形について、大腿骨と脊椎、胸椎と頚椎などそれぞれの骨格の角度が正しくなければなりません。
次に、地球の中心と自分の重心を結んだラインに対する角度も大事です。
それは常に平地だとは限らないからです。
そしてもうひとつ忘れてならないのは、眼球の角度です。これは松果体と眉間を結んだラインに対する眼球(視線)の角度です。
これらが適切に統制されていれば、角度については正しいポーズだといえます。