2025-08-04 著者:小山一夫
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ヨーガスートラについて技術的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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5.制感(pratyahara)プラチャーハーラについて
「制感とは、諸感官が、それぞれの対象と結びつかない結果、まるで心自体の模造品のようになった状態をいう。」(ヨーガスートラ2-54)
佐保田博士はこの部分を、次のように解釈されています。
「制感(プラチャーハーラ)とは、諸感官をその対象から手もとへ引きもどす、或いは感官が対象へ向かって動こうとするのを引き止めるという意味である。」
「各器官がそれぞれ独立に外界の色、声などの対象と結びつくことを止め、器官と心の動きとが一体になっているのが制感の境地である。」
この「器官と心の動きとが一体になっている」状態とは、内観の充実した状態に他なりません。
五感は通常外に向かって働こうとしますが、これを内側に向けなおし、各器官に向けて一致させることは、内観の階梯で言うところの1~6に相当します。