2025-09-09 著者:小山一夫
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ヨーガについて歴史的な側面から解説します。
(「ヨーガの極意」より)
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整理しますと
ヨーガの最も古い意味は「馬を車につける」であり、具体的な技術として、馬の動きを制御するという意味合いから、「五感や思考のはたらきをコントロールして、雑念妄情を止めるところの心理作用を示す」(「ヨーガの宗教理念」P214-215)ようになったということです。
ここに於いて、その二次的な意味合いである「繋ぐ」「結ぶ」為の技術が要求されることになります。つまり、何かと何かをムスぶ事で「心の作用を止滅」させるという意味から、この二つの異なる概念に接点ができたわけです。
そのような理由から、この「ムスビ」を、如何にして有効かつ確かなものにしてゆくかが、ヨーガの技術的課題となりました。そして幾多の年月を重ねながら、ヨーガに数多くの技法が生まれたわけですが、それは心身を制御することが如何に難しかったかを、表しているように思います。なぜなら「ムスビ」とは、沢山の要素を複合的に連関させ、特定の目的ごとに臨機応変に対応することを要求するからです。
博士によれば
「ヨーガの行法は、仏教以前、紀元前6世紀頃には体系化していたと見てよいだろう」とのことですので、それ以降の文献に具体的な定義や理論、行法の内容が出てくるのは当然のことだといえます。